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選び方

蓄電池の容量は何kWhを選べばいいのか。
使いたい家電と補助金から逆算します

公開日:2026年7月31日 株式会社ワイユー まごころ工務店
戸建て住宅の外壁の足元に設置された家庭用蓄電池ユニット

容量は「大きいほど良い」ではありません。決め方には順番があります。

蓄電池を検討し始めると、必ず「何kWhを選べばいいのか」という壁に当たります。カタログには5kWh、10kWh、16kWhと並んでいて、容量が大きくなるほど価格も上がります。

結論から言うと、容量は「大きいほど良い」ではありません。決め方には順番があり、しかもお住まいの都県によって最適な考え方が変わります。補助金の設計が違うためです。この記事ではその逆算のしかたをご説明します。

まず「何を何時間使いたいか」を決めます

容量を決める出発点は、停電したときに何を動かしたいかです。主な家電の消費電力の目安を挙げます。

家電の消費電力の目安

冷蔵庫(常時)およそ100〜200W
LED照明(1部屋)およそ10〜40W
スマートフォンの充電およそ10〜20W
テレビおよそ100〜200W
エアコンおよそ400〜1000W以上

機種・年式・運転状況によって大きく変わります。正確な数値はお使いの機器の仕様をご確認ください。

たとえば「冷蔵庫を1日中、照明を夜5時間、テレビを3時間、スマホの充電」という最低限の使い方なら、1日あたりおよそ4〜5kWhが目安になります。冷蔵庫が常時動き続けるぶん、意外と大きな割合を占めます。

カタログの容量を、そのまま使えるわけではありません

蓄電池には、機器を守るために放電できる下限が設定されています。また電気を変換する際のロスもあります。ですので実際に使える量はカタログの容量より少なくなるとお考えください。「10kWhだから2日持つ」と単純計算せず、余裕を見ておくのが安全です。

容量の目安

容量ごとの考え方

5

5kWh前後:最低限の停電対策

冷蔵庫・照明・通信手段を確保する用途。価格を抑えたい方や、設置スペースが限られる場合の選択肢です。

10

10kWh前後:一般的な家庭の1日分に近い

停電への備えとしても、日常の電気代削減としてもバランスが良い帯です。昼に発電した電気を夜に回す量を確保しやすくなります。

16

16kWh前後:オール電化や電気自動車がある家庭

全負荷型で普段に近い生活を維持したい場合や、電気の使用量が多いご家庭向けです。価格と設置スペースの検討が必要になります。

停電時にどの範囲まで電気が使えるかは「特定負荷型」か「全負荷型」かでも変わります。詳しくは停電時にどこまで電気が使えるのかをご覧ください。

ここが重要:補助金の設計が都県で違います

あまり語られていませんが、補助金の計算方法が都県によって根本的に違うため、容量を増やす価値も変わります

蓄電池への補助(令和8年度)

東京都:10万円/kWh・上限120万円/戸

容量に比例します。単純計算では12kWhで上限に到達するため、それ以下の帯では容量を増やすほど助成額も増えます。

神奈川県:15万円/台

台数に対する定額です。容量を増やしても助成額は変わりません。

埼玉県:10万円/件

こちらも定額です。ただし太陽光の補助を受けるには蓄電池の同時設置が必須という条件があります。

千葉県には県独自の直接補助が見当たらず、市町村単位が中心です。各県の詳細は東京都神奈川県千葉県埼玉県の各記事をご覧ください。

つまり、こういう判断になります

東京都にお住まいなら、容量を増やすと助成額も一緒に増えるため、必要量より少し余裕を持たせる判断がしやすくなります。神奈川県・埼玉県にお住まいなら、容量を増やしても助成額は変わりません。増やしたぶんはそのまま自己負担になるので、「本当に使う量」から冷静に決めるほうが合理的です。同じ製品でも、住んでいる場所で最適解が変わります。

大きければ良いわけではない理由

逆に小さすぎると、停電時にすぐ底をつく、夜間に使う電気を貯めきれない、といったことが起こります。屋根に載せられる容量と、電気の使い方の両方を見て決めるのが正解です。

屋根を見ないと、容量は決まりません

ここまでお読みいただくと分かるとおり、蓄電池の容量は太陽光の発電量とセットで決まります。そして発電量は、屋根の向き・面積・形状・影のかかり方で決まります。

当社はもともと屋根・外壁の工事会社ですので、現地調査では屋根の状態と載せられる容量を確認したうえで、電気の使い方をお聞きして蓄電池の容量をご提案します。カタログから先に選ぶのではなく、お住まいの条件から逆算する順番です。

よくあるご質問

後から容量を追加できますか?

増設に対応する機種もあります。東京都の助成では増設に対する区分(6万円/kWh・上限72万円)も用意されています。ただし機種や設置状況によって可否が変わるため、最初の設計段階で将来の増設を想定しておくのが確実です。

電気自動車があります。容量は大きめが良いですか?

電気の使用量が多くなるため、大きめの容量が候補になります。あわせてV2H(電気自動車から家に給電する設備)という選択肢もあり、東京都では別途助成の対象になっています。使い方をお聞かせください。

今の電気の使用量が分かりません

検針票や電力会社のマイページで、月ごとの使用量(kWh)が確認できます。直近1年分をお持ちいただけると、季節の変動も含めて精度の高い試算ができます。

太陽光を設置済みですが、蓄電池だけ追加できますか?

可能です。既設のパワーコンディショナーとの相性や、設置スペースを確認したうえでご提案します。

対応エリアはどこまでですか?

東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県に対応しています。新宿の本社に加えて、足立営業所・船橋営業所から伺います。

容量は、屋根を見てから決めましょう

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株式会社ワイユー まごころ工務店/東京・神奈川・千葉・埼玉対応
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出典・参考:
クール・ネット東京「令和8年度 家庭における蓄電池導入促進事業」
神奈川県「令和8年度神奈川県住宅用太陽光発電・蓄電池導入費補助金」
埼玉県「家庭における省エネ・再エネ活用設備導入補助金」
※家電の消費電力は一般的な目安で、機種や運転状況により変わります。補助制度の内容は2026年7月時点の公表内容にもとづきます。実際に使用できる電力量は製品の仕様・使用条件によって変わります。