無料診断
停電・災害

停電が11日続いた地域があります。
太陽光と蓄電池で、どこまで電気が使えるのか

公開日:2026年7月30日 株式会社ワイユー まごころ工務店
日が落ちた住宅街で、室内に灯りがついている戸建て住宅

停電は数時間で終わるとは限りません。実際に11日規模の停電が起きています。

停電というと「数時間の我慢」を想像される方が多いと思います。ですが2019年の房総半島台風では、最大64万1千軒が停電し、99%の復旧までに約280時間——およそ11日半かかりました。倒木や飛来物で電柱が壊れ、断線が多数発生したためです。

この記事では、太陽光と蓄電池があると停電時に実際どこまで電気が使えるのかを、できないことも含めて正直に整理します。営業のために誇張するつもりはありません。仕組みを知ったうえで判断していただくのが一番だと考えています。

太陽光だけでも、昼間は電気が使えます

太陽光発電を設置していれば、停電時に「自立運転」という機能が使えます。パワーコンディショナーを操作して系統から切り離し、専用の非常用コンセントから電気を取り出す仕組みです。資源エネルギー庁もこの機能の周知資料を出しています。

自立運転で使える電気の上限

取り出せる電力100V・1500Wまで

1500Wという上限は法令で定められています。200V機器(エアコン・IHクッキングヒーターなど)は自立運転では使えません。

1500Wの範囲であれば、冷蔵庫、照明、テレビ、スマートフォンの充電といった生活に必要なものは動かせます。夏場に冷蔵庫の中身を守れる、情報を得られる、家族と連絡が取れる——これだけでも停電時の状況はかなり変わります。

ただし、太陽光だけでは夜は使えません

自立運転は発電している間だけの機能です。日が落ちれば電気は止まります。曇りや雨の日は発電量そのものが落ちます。また電子レンジやドライヤーのような消費電力の大きい家電を同時に使うと、1500Wの上限を超えて止まってしまいます。

蓄電池があると、夜も使えます

蓄電池を組み合わせると、昼に発電して余った電気を貯めておき、夜間や雨の日にも使えます。しかも自立運転のように専用コンセントまで行く必要がなく、あらかじめ設定した回路であれば普段どおりの壁のコンセントから電気が使えます。

戸建て住宅の外壁の足元に設置された家庭用蓄電池ユニット
蓄電池は屋外の壁面などに設置します。容量が大きいほど、停電時に使える時間が長くなります。

「特定負荷型」と「全負荷型」の違いは知っておいてください

蓄電池には大きく2つのタイプがあります。ここを理解せずに選ぶと「思っていたのと違う」となりやすい部分です。

停電時にどこまで電気が使えるか

A

特定負荷型:あらかじめ決めた回路だけ使える

冷蔵庫・リビングの照明・寝室のコンセントなど、事前に選んだ範囲に電気が流れます。使える範囲が限られるぶん、蓄電池の電気を長く持たせられます。

B

全負荷型:家中のコンセントが使える

停電中も普段に近い生活ができます。200V機器に対応する機種もあります。ただし使う量が増えるので、電気を消費するスピードは速くなります。

どちらが良いかはご家庭によります。在宅時間、医療機器の有無、小さなお子さまやご高齢の方がいるかどうかで判断が変わります。

屋根が無事でなければ、意味がありません

ここは屋根工事の会社として、いちばんお伝えしたい点です。

2019年の台風で停電が長引いた原因は、暴風による倒木や飛来物でした。同じ風は当然、住宅の屋根にも当たります。屋根材が浮いていたり、留め具が劣化していたりする状態でパネルを載せれば、強風時のリスクはむしろ高まります。

災害に備えるつもりで設置した設備が、災害で飛ばされてしまえば本末転倒です。屋根の健全性は、防災設備の土台そのものです。当社では太陽光の話をいただいた場合も、まず屋根の状態を確認したうえで、必要なら補修を先にご提案します。屋根の補修と太陽光を同じ会社でまとめられるのは、もともと屋根屋だからです。

東京都も「災害に強い住宅」として位置づけています

東京都の助成事業の正式名称は「災害にも強く健康にも資する断熱・太陽光住宅普及拡大事業」です。行政の側も、太陽光と蓄電池を電気代対策だけでなく防災インフラとして捉えていることが名称から読み取れます。助成の金額は東京都の補助金の記事で、神奈川県については神奈川県の補助金の記事でご説明しています。

よくあるご質問

停電したら自動で切り替わりますか?

太陽光だけの自立運転は、手動でパワーコンディショナーを操作する必要があります。停電してから慌てないよう、設置時に操作方法をご説明し、取扱説明書の該当ページもお伝えしています。蓄電池がある場合は自動で切り替わる機種が一般的です。

エアコンは使えますか?

太陽光の自立運転では200V機器が使えないため、200Vのエアコンは動きません。蓄電池の全負荷型で200V対応の機種であれば使える場合がありますが、消費電力が大きいので稼働できる時間は短くなります。

蓄電池だけでも設置できますか?

可能です。ただし蓄電池だけの場合、貯められるのは電力会社から買った電気なので、停電が長引くと使い切ってしまいます。太陽光と組み合わせることで「昼に発電して夜に使う」を繰り返せるようになり、長期停電に強くなります。

何日くらい持ちますか?

蓄電池の容量、使う家電、天候によって大きく変わるため、一律にはお答えできません。使いたい家電をお聞かせいただければ、必要な容量の目安をご一緒に計算します。

対応エリアはどこまでですか?

東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県に対応しています。新宿の本社に加えて、足立営業所・船橋営業所から伺います。

まずは、屋根を見せてください

ご相談・現地調査・お見積りまで無料です。
その場でのご契約は必要ありません。

無料診断を申し込む(30秒)

株式会社ワイユー まごころ工務店/東京・神奈川・千葉・埼玉対応
屋根・外壁・太陽光をワンストップで自社施工

出典・参考:
資源エネルギー庁「『台風』と『電力』〜長期停電から考える電力のレジリエンス」
千葉県「令和元年房総半島台風」
資源エネルギー庁「太陽光発電設備の自立運転機能の周知について」
※停電時に使える電力・時間は、設備の仕様・容量・天候・使用する家電によって変わります。本記事の内容は一般的な仕組みの説明であり、特定の製品の性能を保証するものではありません。