その場で決めなくて大丈夫です。持ち帰って読み直せる書類が揃っているか、が最初の判断材料になります。
複数の会社から見積りを取って、総額の数字を並べて比べている。多くの方がここで迷われます。ただ、あとになってご相談をいただく内容のほとんどは、金額そのものではなく「そこまで工事に含まれていると思っていた」「保証が効くと思っていた」というすれ違いです。これは見積書の総額欄を見比べても防げません。契約前に手元に揃うはずの書類を、順に確認していきましょう。
太陽光発電や蓄電池の契約で取り交わす書類は、見積書だけではありません。一般的には、見積書に加えて、契約書(工事請負契約書)、工事内容の明細、設計図や屋根の割付図、保証書の内容を示す書面、そして訪問販売にあたる場合はクーリング・オフについての記載がある書面が揃います。
まず見ていただきたいのは、これらが「契約前に」手元に渡されるかどうかです。契約してから送りますという説明であれば、その時点で一度立ち止まる理由になります。内容を読んで納得してから署名するのが本来の順番で、逆にはなりません。
持ち帰って家族と読み返せること。これが、どんなチェック項目より先に来る前提だと考えています。
「太陽光発電システム一式」とだけ書かれた見積書は、安く見えることがあります。何が含まれていないかが書かれていないからです。少なくとも次の項目が、文章か数量として明記されているかを確認してください。
特に足場と申請まわりは、含まれているつもりで含まれていない例が目立ちます。「この金額に足場は入っていますか」と口頭で聞いて、「入っています」と言われたら、その一行を書面に足してもらってください。口約束は保証の対象になりません。
保証という言葉はひとまとめに使われがちですが、実際には性質の違うものが並んでいます。
確認していただきたいのは三つめです。施工保証の書面に、何が対象で、誰が保証するのかが書かれているか。工事をした会社が自ら出すのか、第三者の保証機関を通すのか。どちらが良いという話ではなく、書面で分かる状態になっているかが大事です。
私たちは屋根工事と雨漏り調査・修理を本業にしている会社で、雨漏り診断士協会の加盟店でもあります。その立場から申し上げると、太陽光の設置で後から問題になりやすいのは、機器よりも屋根に架台を固定した部分の防水処理です。
スレート屋根では、屋根材に穴を開けて下地の垂木にビスを打ち、その穴をコーキングなどで塞ぐ工法が一般的です。瓦屋根では、瓦を一部外して支持金具を入れる方法があります。金属屋根の一部には、ハゼと呼ばれる折り曲げ部分を金具でつかみ、穴を開けずに固定できるものもあります。どの工法を使うかで、屋根への負担も、将来の点検のしかたも変わります。
ですから見積書や仕様書に、どの工法で固定し、貫通部をどう防水処理するのかが書かれているかを見てください。書かれていなければ質問してよい部分です。あわせて、屋根の下地や防水シートの状態、築年数から見た塗り替え・葺き替えの時期も確認しておきたいところです。載せてから数年で屋根を触ることになると、パネルの脱着費用が余計にかかります。屋根材ごとの相性については屋根の状態と設置の可否に詳しくまとめています。
太陽光も蓄電池も、設置して終わりの設備ではありません。停電したときの切り替え操作、モニターの見方、パワーコンディショナーのエラー表示、点検の時期。何かあったときに連絡する先が決まっているかどうかで、暮らしやすさが変わります。
契約前に確認しておきたいのは次の点です。
補助金は、申請の順番を間違えると受けられなくなることがあります。着工前の申請が条件になっている制度や、登録を受けた事業者が施工することを要件にしている制度もあります。お住まいの地域の制度は神奈川県の補助金や埼玉県の補助金の記事で触れていますので、契約前にご確認ください。
自宅への訪問を受けて契約した場合など、特定商取引法の要件にあてはまる契約には、書面を受け取った日から法律で定められた期間内であれば無条件で解約できる制度があります。この場合、契約書面にクーリング・オフについての記載が入っているかどうかは、その会社が制度に沿って営業しているかを見る手がかりになります。
訪問販売・点検商法の相談は増えています
国民生活センターに寄せられた太陽光発電設備の訪問販売・点検商法に関する相談は、2017年度の57件から2024年度には613件に増えています。屋根に上がって不安をあおる、その日のうちの決断を求める、といった手口への注意は点検商法への注意にまとめました。
私たちがお伝えしたいのは、特定の販売方法が悪いという話ではなく、急がされた状態での判断を避けるという一点です。設備の価格が明日変わることはまずありませんし、本当に必要な工事なら一週間後でも必要なままです。
その場では署名せず、書類一式を預かる
見積書・契約書案・保証内容の書面・割付図。持ち帰れない書類しかないなら、まだ判断の材料が足りていません。
含まれていない工事がないか、一行ずつ照らす
足場、申請、廃材処分、屋根の補修。他社の見積りと並べると、抜けている項目が見えてきます。総額だけでは比べられません。
屋根の状態を、別の目で見てもらう
設置工事とは切り離して、屋根そのものの点検を受けておくと安心です。当社は雨漏り調査・修理も事業として行っていますので、載せる前の屋根の見立てだけでもご相談いただけます。
分からない語句は、その場で質問する
答えを渋られる項目があれば、そこが確認すべき点です。きちんとした会社であれば、質問を嫌がることはありません。
株式会社ワイユー まごころ工務店は、屋根・外壁を本業としながら太陽光と蓄電池の設置まで自社で行っています。相談・現地調査・見積りは無料で、その場での契約はお願いしていません。他社のお見積りを見ながら「この項目は何ですか」とご質問いただくだけでも構いません。東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県で承っています。
一式表記そのものが悪いわけではありませんが、内訳が分からないと他社と比べられません。機器の型番と数量、足場、電気工事、申請、廃材処分が含まれるかを書面で示してもらってください。質問して明細を出してもらえるかも判断材料になります。
メーカーの機器保証ではなく、工事をした会社の施工保証に含まれるかどうかで決まります。対象範囲と期間、誰が保証するのかが書面に記載されているかをご確認ください。口頭の説明だけでは、後から確認するものが残りません。
訪問を受けて契約した場合など、特定商取引法の要件にあてはまるときは、書面を受け取った日から法律で定められた期間内であれば解約できる制度があります。契約書面に記載があるかをご確認のうえ、迷われたときはお住まいの消費生活センターにご相談ください。
はい、ご相談いただけます。屋根の状態から見て工法が合っているか、必要な工事が抜けていないかといった点をお話しします。相談・現地調査・見積りは無料で、その場での契約はお願いしていません。
ご相談・現地調査・お見積りまで無料です。
その場でのご契約は必要ありません。
株式会社ワイユー まごころ工務店/東京・神奈川・千葉・埼玉対応
屋根・外壁・太陽光をワンストップで自社施工
出典・参考:
太陽光発電設備の訪問販売・点検商法に関する相談件数(2017年度57件→2024年度613件):独立行政法人 国民生活センター(PIO-NET)
※クーリング・オフの適用可否や期間は契約の形態によって異なります。個別の判断は契約書面とお住まいの消費生活センターにご確認ください。